そもそもビザとは?
2022/11/06
1.そもそもビザとは?
ビザとは、国が発行する入国許可証のことです。
日本ではビザのことを査証とも呼びます。
具体的には、外国籍の方が他国へ入国しようとする場合に、入国させても問題ない人物かを審査した上で、発行される許可書類のことです。
審査の基準は国によって様々ですが、取得している学士、博士、専攻科目、保有している資格などから、職務経験、刑事罰の有無などさまざまな審査項目があります。
2.就労ビザと在留資格何が違うの?
就労ビザという言葉は通称で、正式には「在留資格」と呼びます。
そのため、この両者は基本的には、ほぼ同じものを示していると考えても良いでしょう。
しかし、厳密には少し異なる部分もありますので、一緒に見ていきましょう。
■在留資格
- 日本国内の学校へ進学するための在留資格
- グローバル企業の国際的な人事異動で国内に滞在するための在留資格
- 日本国内を取材するために、滞在するための在留資格
在留資格は就労に関わらず、さまざまな事情によって発行されます。
つまり、「在留資格=働くための許可ではない」ということですね。
それに対して
■就労ビザ
- 就労ビザ=就労することを目的とした在留資格の総称
- 在留資格=目的によらず、日本に滞在することを国が許可した資格
就労ビザは日本で就業することを目的に発行された在留資格のことを指しています。
次回は、「外国人を採用するまでの流れについて」詳しく見ていきましょう。